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9整形外科看護 2021 春季増刊第1章1骨脊椎の連結と椎間板線維輪髄核黄色靱帯棘間靱帯棘突起棘上靱帯棘突起椎体前縦靱帯ぜんじゅうじんたい椎体ついたい背側はいそく腹側ふくそく椎間板ついかんばん後縦靱帯こうじゅうじんたい椎弓ついきゅうおうしょくじんたいきょっかんじんたいきょくとっききょくとっききょくじょうじんたいついたいずいかくせんいりん椎間板の横断面腰椎部矢状断面上下に積み重なった脊椎骨の間には椎間板という軟骨組織があります。椎間板は中央部の髄ずい核かくとその周囲を囲む線維輪から構成され、クッションの役目を持ちます。上下の脊椎骨は3つの靱帯でつながっています。前ぜん縦じゅう靱じん帯たいは椎体の前面、後こう縦じゅう靱じん帯たいは椎体の後面を、頚椎から腰椎まで連続して連結しています。黄おう色しょく靱じん帯たいは椎弓の前面にあって、上下2つの脊椎骨を連結します。後縦靱帯と黄色靱帯は骨化したり、石灰化したりすることがあり、脊髄を圧迫して麻痺の原因になります。

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