11整形外科看護 2021 春季増刊第1章1骨中下位頚椎C1歯突起C2C3C4C5C6C7C8前結節環椎側塊後弓棘突起椎弓椎間孔椎間関節環軸関節椎体横突起椎間板正面側面横断面(C5)神経根しんけいこんしとっきぜんけっせつかんついそっかいかんじくかんせつついたいおうとっきついかんばん椎骨動脈ついこつどうみゃくきょくとっきついかんこうついかんかんせつついきゅうこうきゅう椎体ついたい椎弓ついきゅう椎間関節ついかんかんせつ横突孔おうとつこう脊柱管せきちゅうかん棘突起きょくとっき頚椎は第7頚椎(C7)まであり、7つの脊椎骨で構成されます。第3頚椎(C3)以下はほぼ同じ形の脊椎骨が並びます。椎体の間には椎間板があり、後方は左右2つの椎間関節により連結されます。C2とC7の棘突起が際立って大きく、首の後ろで皮下に触れることができます。筋の付着部となっていて、手術でこの部分を切除すると、頚椎の前弯が保てなくなったり、頚部痛の原因になります。脊柱管の中心には脊髄が存在し、その枝である神経根は椎間孔から脊柱の外に出て手足に向かいます。
元のページ ../index.html#13