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11何が変わる?改正の重要ポイントを理解しようことを目的とするものであり、提供されるサービスは、要介護状態等の軽減または悪化の防止に資するものであることが求められています(図3)。 このように、高齢者の自立支援・重度化防止は、介護保険制度の大きな柱の1つであり、この目的を達成するには、サービスの質の評価やデータ活用を行いながら、科学的に効果が裏付けられた質の高いサービスの提供を推進することが求められています。 これまでも、度重なる介護保険制度改正により、科学的に自立支援等の効果が裏づけられた介護の実現を図るため、介護関連のデータ(要介護認定情報、介護保険レセプト情報)、高齢者の状態やケアの内容等の情報(CHASE 情報)、リハビリテーションに関する情報(VISIT 情報)、地域支援事業の利用者に関する情報(基本チェックリスト情報等)を利用・活用するための環境整備が進められてきたところです。 今回の介護報酬改定では、リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養の取り組みを連携・強化させながら進めるなど、ストラクチャー、プロセス、アウトカムの評価をバランス良く組み合わせながら、科学的介護の取り組みを推進し、介護サービスの質の評価をさらに推進していくこととしています。●施設系・通所系・居住系・多機能系サービスについて、事業所の全ての利用者に係るデータ(ADL、栄養、口腔・嚥下、認知症等)をCHASEに提出してフィードバックを受け、事業所単位でのPDCAサイクル・ケアの質の向上の取り組みを推進することを新たに評価。●既存の加算等において、利用者ごとの計画に基づくケアのPDCAサイクルの取り組みに加えて、CHASE等を活用したさらなる取り組みを新たに評価。【告示改正】●全ての事業者に、CHASE・VISITへのデータ提出とフィードバックの活用によるPDCAサイクルの推進・ケアの質の向上を推奨。【省令改正】CHASE・VISIT情報の収集・活用とPDCAサイクルの推進 CHASE・VISITへのデータ提出と、フィードバックの活用によりPDCAサイクルの推進とケアの質の向上を図る取り組みを推進する。厚生労働省:第199回社会保障審議会介護給付費分科会資料より図3●自立支援・重度化防止の取り組みの推進〈介護サービスの質の評価と科学的介護の取り組みの推進〉

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