nursingraphicus2021
127/148

サンプルページアニメーション・動画※視聴方法は16ページをご覧ください腎/泌尿器/内分泌・代謝E‌X疾患と看護 ❽12518本収録!第6章●原発性糸球体疾患 急性糸球体腎炎/急速進行性糸球体腎炎(急速進行性腎炎症候群)/IgA腎症/ネフローゼ症候群/一次性ネフローゼ症候群を呈する腎疾患第7章●高血圧および腎血管障害 腎硬化症/腎血管性高血圧第8章●尿細管・間質性疾患 尿細管間質性腎炎/腎性尿崩症第9章●全身性疾患に伴う腎障害 膠原病に伴う腎障害/血管炎に伴う腎障害/腎アミロイドーシス(アミロイド腎症)/薬剤性腎障害第10章●嚢胞性腎疾患 多発性嚢胞腎第3部 事例で学ぶ腎疾患患者の看護第11章●慢性腎臓病(CKD)で透析療法を始める患者の看護第12章●生体腎移植を受ける患者の看護 泌尿器 第4部 泌尿器疾患を学ぶための基礎知識第13章●泌尿器の構造と機能 尿路の構造と機能/男性生殖器の構造と機能第14章●泌尿器の異常でみられる症候 泌尿器疾患でみられる主な症候第15章●泌尿器科で行われる検査と看護 泌尿器科で行われる主な検査/X線撮影/超音波(エコー)検査/核医学検査/CT検査/MRI検査/膀胱尿道鏡・尿管鏡検査/腎盂鏡検査/尿流動態検査(ウロダイナミックスタディ)/前立腺生検/精液・分泌物検査第16章●泌尿器疾患の主な治療・処置と看護 泌尿器科で行われる主な治療・処置/導尿・膀胱留置カテーテル/膀胱洗浄/尿道ブジー/腎瘻・膀胱瘻造設術/尿管ステント挿入・交換/尿路ストーマ造設術/新膀胱造設術・膀胱拡大術第5部 泌尿器の疾患と看護第17章●尿路・男性生殖器の感染症 腎盂腎炎/膀胱炎/尿道炎・性感染症/前立腺炎/精巣上体炎/尿路性器結核症第18章●下部尿路機能障害〔蓄尿・排尿(尿排出)障害〕 下部尿路機能障害〔蓄尿・排尿(尿排出)障害〕/過活動膀胱/前立腺肥大症/神経因性膀胱(神経因性下部尿路機能障害)/女性腹圧性尿失禁・骨盤臓器脱第19章●尿路・男性生殖器の腫瘍性疾患 腎細胞癌(腎癌)/腎盂癌・尿管癌/膀胱癌/前立腺癌/精巣腫瘍第20章●泌尿器の先天異常・小児泌尿器疾患 膀胱尿管逆流/尿道下裂/停留精巣/夜尿症/小児泌尿器科腫瘍性疾患第21章●男性生殖器疾患 男性不妊症/男性性機能障害/加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)/精索静脈瘤/精巣捻転症/陰嚢水腫第22章●その他の尿路疾患 尿路結石/尿路損傷第6部 事例で学ぶ泌尿器疾患患者の看護第23章●前立腺癌患者の看護 内分泌・代謝 第7部 内分泌・代謝疾患を学ぶための基礎知識第24章●内分泌・代謝器官の構造と機能 内分泌のしくみと主なホルモン/主なホルモンの分泌と作用/糖質・脂質・タンパク質の代謝/グルコースの流れとインスリンによる血糖調節第25章●内分泌器官の異常でみられる症候 内分泌疾患でみられる主な症候第26章●内分泌・代謝内科で行われる検査と看護 内分泌・代謝内科で行われる主な検査/ホルモン血中濃度・ホルモン尿中定量測定/内分泌機能検査/内分泌器官の画像検査/糖負荷試験/1型糖尿病に関連する検査/血糖コントロール評価の検査/インスリン分泌能・抵抗性評価の検査/内分泌・代謝内科の検査を受ける患者の看護第8部 内分泌・代謝疾患と看護第27章●視床下部・下垂体疾患 クッシング病(ACTH産生下垂体腫瘍)/先端巨大症/プロラクチノーマ(プロラクチン産生下垂体腫瘍)/下垂体前葉機能低下症/成長ホルモン分泌不全性低身長症/尿崩症/抗利尿ホルモン不適切分泌症候群(SIADH)第28章●甲状腺疾患 バセドウ病/亜急性甲状腺炎/甲状腺クリーゼ/甲状腺機能低下症/橋本病(慢性甲状腺炎)/甲状腺腫瘍第29章●副甲状腺疾患 副甲状腺機能亢進症/副甲状腺機能低下症第30章●副腎皮質・髄質疾患 原発性アルドステロン症/クッシング症候群/副腎皮質機能低下症/褐色細胞腫/副腎偶発腫瘍第31章●その他の内分泌疾患 性腺疾患/神経内分泌腫瘍第32章●糖代謝異常(糖尿病) 糖尿病とは/糖尿病の診断・原因・分類/糖尿病の治療に必要な検査/糖尿病の治療/糖尿病合併症第33章●その他の代謝・栄養疾患 肥満症・メタボリックシンドローム/脂質異常症/高尿酸血症・痛風/骨粗鬆症/ビタミン欠乏症・過剰症第34章●体温調節機能障害 高体温/高温による障害(熱中症)/寒冷による障害(低体温症)第9部 事例で学ぶ内分泌・代謝疾患患者の看護第35章●バセドウ病患者の看護第36章●糖尿病患者の看護5腎不全尿アルブミンの出現は糸球体基底膜の障害を反映していると考えられる(図5-2). eGFR,尿タンパク(尿アルブミン)は総死亡やESKD,CVDに対して,それぞれ独立したリスクであるため,eGFRと尿タンパク(尿アルブミン)を測定することにより重症度が判定される(表5-5).もちろん,血尿の出現も重要であるが,タンパク尿の有無が,ESKD,CVDリスクとより強く関係すること図5-1■CKD重症度分類・eGFR区分糸球体障害を受けた糸球体eGFR (mL/分/1.73m2)G5G4G3G2G110205070100図5-2■糸球体基底膜の働き正常上皮細胞足突起糸球体基底膜(陰性に荷電している)上皮細胞足突起内皮細胞内皮細胞メサンギウム細胞軽度タンパク尿高度タンパク尿(サイズが大きいので漏出しにくい)(陰性荷電しているので漏出しにくい)糸球体の微細構造(矢状断面)【拡大図】A1A2A3アルブミンサイズバリアチャージバリアCKD重症度分類・タンパク尿(アルブミン尿)区分糸球体基底膜が障害を受けると尿タンパク・尿アルブミンが漏出する9回腸導管(図16-11) ストーマの位置は,臍と上前腸骨棘の中央で,腹直筋外縁の内側付近となるが,しわやベルトの位置などを考慮し,ベストな位置を術前に決めておく(ストーマサイトマーキング).回腸を約20cm遊離し(切り離し),これを導管として利用する.尿管を導管に吻合して,尿が腎臓から導管に流れるようにする.ストーマ位置に円形の皮膚切開をおき,腹直筋を通して導管が出るようにして,ストーマを作製する.尿管皮膚瘻(図16-12) 尿管を直接腹壁に開けた穴につなぎストーマとする.尿管と皮膚の吻合は,尿管に切り込みを入れ,表皮を切除した部位に折り返して縫合する.左尿管を右側に移動させ一側とするのが一般的である.尿管の長さが足りない場合は両側ストーマとなる.右腎が摘除され左単腎となる場合は,ストーマは左側のみに作製される.3合併症 回腸導管・尿管皮膚瘻に共通するものとして,腎盂腎炎,ストーマ狭窄,ストーマ周囲皮膚障害がある.回腸導管では,尿管回腸吻合部狭窄,導管狭窄,導管が脱出する傍ストーマヘルニアなどがある.尿管皮膚瘻では尿管皮膚瘻吻合部狭窄のためシングルJステントを留置し,定期交換せざるを得ない場合がある.また血流障害などで粘膜皮膚接合部離開が起こると,壊死により尿管が図16-11■回腸導管造設術約20cm(回腸)ストーマ尿管を腸管に吻合.残った回腸はつなぎ直す腸間膜を残して回腸を遊離膀胱は全摘除されているので存在しない図16-12■尿管皮膚瘻造設術腹壁(表皮を切除)尿管を皮膚に吻合尿管の断端膀胱は全摘除されているので存在しないストーマ(一側)12豊富な図解で理解が深まる

元のページ  ../index.html#127

このブックを見る