nursingraphicus2021
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1循環器の構造と機能▶関連する図は,血液が逆流せずに,一方向にだけ流れるようにする役割がある.血液を送り込み,酸素や栄養を供給するより狭窄や閉塞を生じると,冠動脈を流れる.静脈の多くは一つに集まって,冠状静脈洞から右心房に流入する.尖弁右房室弁)間枝肺動脈弁大動脈弁右冠動脈三尖弁(右房室弁)僧帽弁(左房室弁)左冠動脈回旋枝心臓の弁と血液の流れ全身から右心房三尖弁右心室肺動脈弁左心房僧帽弁左心室大動脈弁肺から肺へ全身へ心臓壁と被膜 13章p.288,289刺激伝導系 9章p.212)静脈系b.収縮期b.横隔面(下面)するている房室弁(僧帽弁と三尖弁)・心室の入口にある・心室の拡張期に開き,収縮期に閉鎖する・ 弁尖,弁輪(弁の周囲の線維組織), 腱索,乳頭筋で構成されている左心耳左心房斜静脈大心静脈冠状静脈洞左心室後静脈左心房洞房結節枝洞房結節右心房後下行枝(後室間枝)右心室大心静脈左心室心尖心尖(前室間枝)動脈左冠動脈前下行枝左冠動脈回旋枝左冠動脈回旋枝右冠動脈13 超! 学びに、驚きと楽しさを!心筋障害12心筋症とは 機械的,電気生理的機能低下を起こす,さまざまな心筋の疾患の総称である.心臓の筋肉の慢性的な異常による病気であり,さまざまな原因により,心筋が障害された結果生じる.心筋症とは ウイルス感染,細菌感染,寄生虫,サルコイドーシス,巨細胞性心筋炎,強皮症,全身性エリテマトーデス,血清病,アントラサイクリンなど心筋を障害する原因 正常な心筋心筋は単核細胞の集まった不随意筋である.拡張型心筋症肥大型心筋症 心筋細胞の大小不同,変性・脱落,間質性および置換性線維化を認める.拡張型心筋症の組織像   心筋の錯綜配列を認める.肥大型心筋症の組織像  マッソン・トリクローム染色では線維化は青く染色される. 薬物療法を主とする.症例によってペースメーカーや植込み型除細動器の導入などを検討する.心筋症の治療 病型(拡張型,肥大型,拘束型)と血行動態・治療方針を理解し,生理的・安全のニーズが満たされるよう援助する.肥大型は家族歴(突然死)にも注意する.心筋症の看護イラスト:末次文祥先生(医療法人末次医院・院長/手術図制作研究所・主宰)ご提供.右肺動脈冠状静脈洞左上肺静脈僧帽弁後尖膜性中隔・房室部左室前乳頭筋卵円窩中隔縁柱左室後乳頭筋大動脈弁・無冠尖肺動脈左下肺静脈左室前乳頭筋膜性中隔・室間部肥大した心室中隔273各疾患の病態がビジュアライズされた病態図解ページ!全巻、冒頭には“魅せる”解剖図解ページをダイナミックに掲載!ビジュアルで、感覚的に見て学べる!13

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