72●一般病棟や外来、在宅において、がんの診断時など早期から提供されるべき「基本的緩和ケア」を学ぶことができます。●緩和ケアの焦点である「苦痛の緩和」を、豊富な図表やイラストで視覚的にわかりやすく解説しています。●最新のガイドラインや治療薬の情報を掲載し、講義だけでなく臨床実習でも役立てられる一冊です。●事例を随所に設け、実際にどのような行動をし、声かけをすればよいかを具体的に考えることができます。●今後重要となる非がん患者への緩和ケアにも適用できる緩和ケアの基本的な知識や考え方を押さえています。■ 編 集 宮下 光令東北大学大学院医学系研究科保健学専攻緩和ケア看護学分野教授■ 医学監修 森田 達也聖隷三方原病院副院長・緩和支持治療科部長■ 薬剤監修 久道 周彦東北大学病院薬剤部特任准教授・副薬剤部長■ 執 筆（掲載順） 宮下 光令東北大学大学院医学系研究科保健学専攻緩和ケア看護学分野教授＜1章，2章1・2節，3章5節，11章，コラム＞清水 陽一国立がん研究センター中央病院がん看護専門看護師＜2章3・4・6・7節，8節4，9・11節＞佐藤 一樹名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻包括ケアサイエンス領域高度実践看護開発学講座准教授＜2章5節，8節1・2・3・5，10・12節，8章，10章＞笹原 朋代東京女子医科大学看護学部成人看護学教授＜3章1〜3節，6節事例1＞白井 由紀京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻臨床看護学講座緩和ケア・老年看護学分野准教授＜3章4節，6節事例2，6章3・4・6節，コラム＞清水 恵東北大学医学部保健学科看護学専攻基礎・健康開発看護学講座老年・在宅看護学分野助教＜4章＞河 正子NPO法人緩和ケアサポートグループ理事長＜5章＞三條真紀子東京女子医科大学看護学部成人看護学准教授＜6章1・2・5節，9章＞石井 容子自治医科大学看護学部基礎看護学分野助教＜7章＞目 次第1章●緩和ケア概論がん患者が抱える苦痛とQOL／緩和ケアとは何か／緩和ケアを患者・家族に提供する方法／緩和ケアの歴史と海外における緩和ケアの現状／日本における緩和ケアの現状／緩和ケアにおける看護師の役割／コラム：臨床や実習に役立つ緩和ケアに関するWebサイト①／コラム：早期からの緩和ケアは生存期間を延長するか第2章●身体症状とその治療・看護身体症状概論／疼痛の治療と看護／全身倦怠感の治療と看護／消化器症状の治療と看護／呼吸困難の治療と看護／リンパ浮腫の治療と看護／泌尿器症状の治療と看護／がん治療に伴う苦痛の緩和／事例1：大腸癌が骨転移した患者の疼痛緩和／事例2：肺癌患者の呼吸困難の緩和／事例3：膵臓癌の転移による消化器症状の緩和／事例4：化学放射線療法の副作用による苦痛の緩和／コラム：緩和ケアに関する診療ガイドライン第3章●精神症状とその治療・看護精神症状概論／不安の治療と看護／抑うつの治療と看護／せん妄の治療と看護／不眠の治療と看護／事例：精神症状をもつ患者の緩和ケア第4章●社会的ケア社会的苦痛とは／社会的苦痛のアセスメント／ソーシャルサポート／がん相談と利用できる社会資源／コラム：臨床や実習に役立つ緩和ケアに関するWebサイト②／コラム：デスカンファレンス第5章●スピリチュアルケアスピリチュアリティとは／スピリチュアルペインとは／スピリチュアルケアとは／コラム：看護師のストレス第6章●意思決定とコミュニケーションがん医療における意思決定／がん医療における悪い知らせ／意思決定を支えるコミュニケーション／難しいコミュニケーション／事例：がん医療における病状説明場面での看護師の役割／事例：対応の難しいコミュニケーション／コラム：意思決定補助ツール「質問促進パンフレット」第7章●在宅緩和ケア在宅緩和ケアの現状と課題／在宅での緩和ケアの実践／在宅療養の充実のための社会資源／退院支援／事例：中心静脈栄養のポートを留置して自宅へ退院する患者の退院調整第8章●臨死期のケアがん終末期の症状と全身状態／臨死期のケア／臨死期における輸液療法／苦痛緩和のための鎮静／臨終後のケア／事例：進行期大腸癌患者の臨死期のケア第9章●家族ケア看護の対象としての家族／緩和ケアを受ける患者の家族が体験する問題／家族ケアにおける看護師の役割／悲嘆と遺族ケア／事例：終末期患者の家族へのケア／事例：死別後の遺族へのケア／コラム：緩和ケア普及のための地域プロジェクト（OPTIM研究）第10章●緩和ケアと生命倫理生命倫理とは／生命倫理の4原則／インフォームドコンセント／安楽死に関する倫理的問題／事例：医師の指示による消極的安楽死／コラム：看取りのケアを考える家族への説明用パンフレット第11章●非がん疾患の緩和ケア非がん疾患の緩和ケアとは／神経疾患の緩和ケア／慢性心不全の緩和ケア／腎不全の緩和ケア／慢性閉塞性肺疾患の緩和ケア／認知症の緩和ケア／コラム：小児の緩和ケア資 料●緩和ケアで使用される主な薬剤一覧本書の内容●312頁 カラー 定価（本体3,200円＋税）ISBN978-4-8404-5378-3 第2版 2016年1月成人看護学 ❻緩和ケア
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