nursingraphicus2021
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94●224頁 カラー 定価(本体2,600円+税)ISBN978-4-8404-5383-7 第4版 2017年1月●脳とこころの関係や、こころの働きが生まれるしくみを理解し、ストレスとコーピング、危機からの回復について学びます。●情緒体験のプロセスと他者との関係性が人格形成にどう影響するかについて学習します。●各ライフステージにおけるメンタルヘルスの特徴と危機を知り、現代社会の心のありようと人間関係について、また家族のありようと必要な支援について考えます。●10章「精神医療の歴史と看護」、11章「精神保健医療福祉をめぐる法律」では、ポイントを簡潔に解説し、精神障害者をめぐるこれまでの歴史と法律の整備、人権擁護について理解を深めます。●精神科で働く看護師のストレスの特徴とストレスマネジメントの方法を学びます。■ 編 集 出口 禎子東京医療学院大学保健医療学部看護学科教授松本 佳子日本赤十字看護大学さいたま看護学部准教授鷹野 朋実日本赤十字看護大学看護学部教授■ 執 筆(掲載順) 出口 禎子東京医療学院大学保健医療学部看護学科教授<1章,3章,9章1〜3節>白石 弘巳埼玉県済生会なでしこメンタルクリニック院長,東洋大学名誉教授<2章,7章,9章4,5節>妹尾 弘子東京工科大学医療保健学部看護学科教授<4章>清家 洋二開花館クリニック院長<5章>竹林 裕直正慶会 栗田病院診療部長<6章>伊藤 久雄元 青梅成木台病院看護部長<8章>榊  明彦成増厚生病院看護副部長<8章>鷹野 朋実日本赤十字看護大学看護学部教授<10章>佐々木理奈青渓会 駒木野病院看護師<10章>上原 春粋東京都立松沢病院看護師<10章>末安 民生岩手医科大学看護学部地域包括ケア講座教授<11章>武用 百子和歌山県立医科大学看護キャリア開発センター副センター長・精神看護専門看護師<12章1,2節1・3・4・5>河野 伸子横須賀共済病院精神看護専門看護師<12章2節2>目 次第1章●精神障害についての基本的な考え方こころの健康とは/障害のとらえ方/社会の変化とメンタルヘルス/精神障害が生じるきっかけとプロセス/対象理解の難しさ/精神障害とともに生きるということ第2章●人間のこころと行動人のこころのさまざまな理解/こころと環境第3章●人格の発達と情緒体験対象関係論の立場から/対象との出会い/母子関係の発展第4章●人生各期の発達課題:ライフサイクルとメンタルヘルスライフサイクルとストレス/ライフサイクル各期における特徴と危機第5章●現代社会とこころ現代社会の特徴/現代社会とこころの問題/現代社会と親/現代社会と子ども第6章●ストレスに対する身体的反応−心身症心身症とは/心身症の病態/心身症を有する患者の性格傾向/心身症の例/心身症の患者への看護第7章●家族とその支援家族とは何か/家族をみる視点/家族の課題/精神疾患と家族第8章●嗜癖と依存依存のとらえ方/アルコール依存症(アルコール使用障害)/逸脱行動と「烙印」/アルコール依存症の治療・看護/薬物依存症の看護第9章●看護の倫理と人権擁護精神科医療におけるアドボカシーの必要性/生活の場としての治療環境/さまざまな拘束の形と看護師による関わり/援助者・被援助者のあるべき関係/地域生活における権利擁護第10章●精神医療の歴史と看護古代から中世までの精神医療/鎖からの解放とモラルトリートメント/近代の精神医療/20世紀の精神医療/日本の20世紀の精神医療第11章●精神保健医療福祉をめぐる法律精神保健医療に関わる法制度の変遷/精神保健福祉法の基本的な考え方/精神保健福祉法による入院形態第12章●ストレスマネジメントと精神科における看護師の役割看護師のストレスマネジメント/精神看護にかかわる資格認定資 料1●精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(抄)   2●国連決議「精神疾患を有する者の保護及びメンタルヘルスケアの改善のための諸原則」(1991年)本書の内容精神看護学 ❶情緒発達と精神看護の基本

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